大判スキャナ用語集

ASRPT (Advanced Single Roller Paper Transport:シングルローラー搬送機構)

ASRPT は、 カラートラックのSmartLF Ci 40 シリーズ に搭載される原稿搬送のシステムです。

ASRPT は、原稿に加わる圧力を維持したままの状態で、スキャナの部材に生じる摩耗を防ぎ、原稿を搬送する機構です。:

  • 必要とされる最少の加圧力で、デリケートな原稿の搬送を行います。
  • 安定した搬送をもたらし、大切な原稿を保護します。
  • 折れやシワのある原稿に生じる影を軽減させ、フォーカスを保つことが可能です。またガラス面に対して原稿を水平に保ちます。

ASRPT (Advanced Single Roller Paper Transport)

スキャナ本体正面の、ゆるやかにカーブする形状の挿入トレイに原稿をセットします。原稿をスキャナの挿入口に差し込むことで、原稿は給紙されます。原稿がセットされたかどうかを感知する光センサによって判別されて、自動的にフィードされます。

その後、原稿は大きな径をもつ高精度なシングルローラー(原稿と一緒に同期しながら回転する硬質のローラー)と、 フレキシブルな用紙ガイドのメカニズムとの間を通過します。

用紙ガイドのメカニズムは、スプリングによって支えられる小型のローラーによって構成されます。本メカニズムは、原稿がスキャンされている間、原稿の厚さに応じて稼働することで、原稿厚を調整します。このとき原稿は搬送ローラーと CIS センサの間を通過していきます。

原稿はローラーの外周に沿って回転し、スキャナの正面にそのまま排紙されます。

SmartLF Ci 40 シリーズの特徴である、前面に排紙可能な原稿搬送の機構は、現在の大判スキャナの中でで、とても斬新な搬送方式となっています。スキャン後にスキャナ本体から原稿を簡単に取り外すことのみならず、読み取り時間の短縮と、破損し易い原稿でさえダメージを与えずにそのまま正面に戻すといった大きなメリットを持たらします。 スキャン後に"原稿を手前に巻き戻す" この方式は、大きく煩わしい大判サイズの原稿の取り扱いを簡単にします。

さらに SmartLF Ci 40 シリーズは、一本のローラーで原稿の搬送を行うことを可能にした業界で唯一の大判スキャナです。 カラートラックは最も高精度で、かつ優れた搬送実現しています。従来の大判スキャナに装備される複数個のローラー方式は、厳密に径の異なる不均一なローラーによって組みつけられています。しかしながら本製品に搭載される一本の大きな径を持つローラーの外周は、ゆっくりした速度で回転しながら原稿を搬送できるため、複数個のローラーよりも搬送時の距離に関する誤差が少なく、画期的な搬送メカニズムと言うことができます。